溶接電極の話②(今年もよろしくお願いします)

業務日記

弊社のある米沢市は、昨年に比べ雪の多い年明けを迎えました。毎日の雪かきも苦労しますが、雪のある風景もなかなか風情があります。さて今年最初の雑記更新です。皆様今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今月も引き続きですが溶接電極の話をもう少ししたいと思います。
「溶接できること」という条件は最も大事ですが、電極の寿命も気になるところではないでしょうか。特に溶接自動機の場合はメンテナンスの頻度にも関わってきます。
銅系統の中ではアルミナ分散強化銅が比較的高温安定性がよく、摩耗しにくい傾向にあります。タングステンやモリブデンはさらに摩耗しにくいです。また、銅系統の材質よりも硬度が高く、タングステンよりも導電率が高い銅タングステンや銀タングステンという材質もあります。他にも抵抗溶接用電極の材質はありますが、まず被溶接物に対してどの電極材質で良好な結果が得られるか見極め、電極寿命も考慮した選定が大切です。

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