草刈りと高刈りメソッド

業務日記

みなさんこんにちは。

ハイメカは米沢市と高畠町の境界に近い場所にあり、下の写真(黄色線内が弊社敷地)を見ればおわかりと思いますが、会社敷地面積49,537㎡という広大な敷地があります。広すぎて、移動にクルマが必要です。

敷地には、緑地帯や花壇や芝生があり、建物の陰や駐車場のアスファルトの継ぎ目からも生えてきます。その草刈りや除草剤散布には相当な手間暇がかかります。夏の雑草は刈っても10日ほどで20~30㎝も伸びるものもあり、その繁殖力には舌を巻きます。刈っても刈ってもヤツらは生えてくるのです。

その草刈りに関して、面白い理論を最近見つけましたので紹介します。それは「高刈り」です。これは、地際ギリギリで雑草を刈り取るより、5~10㎝ほど上で刈り取った方が、その後の雑草の繁殖を抑えることが出来るという理論です。

この理論のメリットは他にもあり、

  • 草丈の高いイネ科の雑草を主に抑制出来るため、カメムシの発生を抑制出来る
  • 茎の柔らかい部分を切るため、チップソーが長持ちする。また、刈り払い時の力が軽くて済み、作業時間も短縮出来る
  • 地面にある石などにチップソーが当たらないので、草刈り作業者がケガをしない、飛び石で建物や車輌を傷つけない
  • 刈った草をその場に残すため、刈り取り後の草集めと運搬廃棄作業をしなくて済む

という「いいことずくめ」なのです。

なぜ雑草の繁殖を抑えられるかというと、

  1.  5~10㎝で刈ると広葉雑草が残りやすい。
  2.  広葉雑草があると日光を遮り、イネ科の雑草の種が芽吹くことを抑制出来る。
  3.  さらに刈り取った雑草をその場に残すと、さらに日光を遮断出来る。
  4.  以上の作業を草が伸びるたびに数回繰り返すと、イネ科の雑草が減っていく。

というサイクルが出来上がるからです。

逆にデメリットとしては、

■ヘビが出やすい

だそうです。

弊社では高刈りをほとんど実践していないので、効果の程は実証出来ていませんが、YouTubeに行きますとたくさんの草刈リスト達が実証実験を公開しているので、参照して下さい。

下の写真は、刈り払い前の雑草の様子と、刈り払い後の比較です。

刈り払い前
刈り払い後

この場所は春からずっと放置されていたため、刈り払い前は雑草が腰の高さまで茂っていて地面が見えません。歩くにも難があります。この部分のみ高刈りしてみましたが、初回ですので効果はまだわかりません。他にも、見栄え重視で、地際で刈らなければならない場所もあります。

まだまだ日中は暑い季節ですので外作業は、涼しい時間を見計らって行いますが、刈り払い機を振っていると汗だくです。一日やると、替えのTシャツが2枚必要です。

高刈りはうまくいけば、作業時間を短縮出来て、雑草の繁殖を抑えられ、且つ暑さと寒さに弱い人にも優しいという、まさに弊社の経営理念「Hi Humanity, Hi Technology, Hi Quality」に合致する素晴らしい技術でありますよ。そして作業後の自宅に帰ってからのビールも、これまた最高なのです。【こ】

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