除雪の7つ道具

業務日記

今年は暖冬と言われていましたが、まさに予報通り雪がほとんど降らない12月、1月となりました。1月の下旬には一気に雪が降りましたがそれも2日程度で止み、また落ち着いた日を過ごしています。雪は少ないものの、最低と最高の気温差が大きいので、体調を崩す人も多いです。体力づくりの大切さを感じています。

山形県民は、冬の期間は雪かきで体を動かしているといっても過言ではありません。(もちろん運動している方もたくさんいます)私は雪の重さが苦手ですが、そんな私でも雪かき道具を使い分けることで、簡単な除雪が可能となるのです。

ここで私が知っている雪かきの7つ道具をご紹介します。

【やわらかい、軽い雪】
  ①スコップはアルミやプラスチック製が適しています。
  (プラスチックのスコップは簡単に割れるのでポリカーボネート製がお勧めです)

  ②雪ベラと言われる網目状の軽いスコップ(正式名パンチングスコップ)を使用すると楽です。

  ③プッシャーは雪を持ち上げることなく、目的の場所に押して移動させることが出来ます。
【水を含んだような重い雪】
  ④鉄製のスコップは固くなった雪を崩すのに適しています。

  ⑤スノーダンプは一度にまとめて雪を運ぶことが出来ます。
  (早く終わらせようと調子に乗ってたくさん乗せるとピクリとも動きません)

  ③のプッシャーも使用できますが軽い雪での使用が理想です。
【地面の氷など】
  ⑥つるはしを使用して氷を小さく砕きます。
  (固すぎるところや分厚い氷に使用するとつるはしが曲がります)
【屋根の雪】
  ⑦雪庇(せっぴ)を落とすのに雪下ろし棒が便利です。
  (雪庇が大きくなり落ちると危険ですのでこまめに落としましょう)

上記に加えて除雪機を使用して雪を遠くに飛ばします。

雪かきするうえでの注意点があります。屋根から落ちてきた雪に埋もれたり、水流がある側溝に落ちたりしてしまう事故も起きやすいので、除雪は絶対一人では行わず、誰かと行う、もしくは除雪することを誰かに伝えておくことが必要です。SOS用の携帯も持って作業した方がよいでしょう。また、屋根の雪下ろしも同様に、命綱を付けることが必要です。スコップ類も、雪が付いて取れにくいとストレスなので、定期的に(除雪又は離雪用)シリコンスプレーをしましょう。これらの道具をフル活用させると、大雪でも怖くありません。【な】

ミニ雪だるま
除雪道具の一部

関連記事