山形と言ったらさくらんぼ、さくらんぼと言ったら山形!と連想されるように山形は収穫量日本第1位を誇り、2位の収穫量と比較すると約10倍の12,000トンが収穫されています。山形県は、夏は暑く梅雨の時は雨が少なく、強風も少ないなど、さくらんぼが育つのに適した気候である事から、山形県内で多く栽培される様になったと言われています。
それなのに…。山形県民である私でさえ中々口にすることが出来ないさくらんぼ…。3、40年前は、ご近所さんや知り合いの方から頂いて食べていたものが、今では購入しないと食べられないさくらんぼ。生産者側の高齢化や価格高騰など、一般的に食べるよりも贈答品としての物流が主流となっているのでしょうか、とにかくスーパーに行っても高いといったイメージがあり、県民とはいえど簡単には手が届かない「高級なフルーツ」といったイメージの方が強く感じられます。
それでもこの季節になると家族からは「食べたい!食べたい!」のおねだり攻撃。去年はいちご狩りに出かけ楽しかった思い出もあって、今年はさくらんぼ狩りに出かけようと思い切って計画を立ててみました。そこで驚いたのが、県内第一位の収穫量、寒河江市に行かないと食べられないのかなと思っていましたが、検索すると置賜にもある、米沢にもある、どこでもさくらんぼ狩りが出来る事を知り、無知な私を恥じつつも…、やっぱり山形と言ったらさくらんぼだーっと改めて実感したところです。
米沢駅から車で約10分、本当は近い所にあった果樹園、生まれて初めてのさくらんぼ狩り、30分食べ放題、値段もお手頃、気付けば50粒は食べたのではないでしょうか。甘くてほのかな酸味と柔らかい肉質、さあ皆さんももぎ立てフレッシュなさくらんぼを味わってみてはいかがでしょうか。【み】